エマーソン・レイク&パーマー『タルカス』の怪物
エマーソン・レイク&パーマー(ELP)のアルバム『タルカス』のジャケットデザインは、アルマジロ戦車という感じの怪物のイラストです。
あまり上手くはない絵で描かれていますけど、インパクトは大きいですね。
音楽の方は、キーボードのキース・エマーソンとベース&ボーカルのグレッグ・レイク、ドラムのカール・パーマーの3人の演奏がぶつかり合うかのような素晴らしいものです。
いわゆる、プログレッシブ・ロック四天王は、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、エマーソン・レイク&パーマーとなります。日本でのみ通じる言葉かもしれません。プログレ四天王という言葉は。
その4大バンドに、ジェネシスを加えると、プログレ5大バンドになります。
プログレッシブ・ロック初心者の場合は、この5つのバンドをチェックすれば大丈夫です。
ジェネシスは前期の、ピーター・ガブリエル期のみがプログレで、ドラムのフィル・コリンズがリードボーカルになった時期は、けっこう産業ロック的なつまらないポップになっています。売れましたけどね。
『タルカス』はプログレッシブ・ロック組曲の最初期の作品だと思います。
キース・エマーソンとグレッグ・レイクは亡くなってしまって残念です。エマーソンの場合は自殺でした。あのアクロバットなキーボード・プレイが見れなくなって残念に思います。
何しろキーボードが空中に浮かび上がって前向きに回転しながら弾くというサーカスのようなキーボード・プレイヤーです。横に回転でなく前に回転ですよ。グルグルとね。
更にキーボードに剣やナイフを突き刺したり、まるでキーボードのジミ・ヘンドリックスと言える活躍のキース・エマーソンでした。
「ELP」のキース・エマーソン、グレッグ・レイク、カール・パーマーに、ギターのジミ・ヘンドリックスが加入して、「HELP」というスーパーバンドの構想がありましたが幻に終りましたね。見たかったですねぇ。
Tarkus - Emerson, Lake & Palmer [1971] (HD)
emerson, lake and palmer pictures at an exhibition full video
Emerson, Lake & Palmer - Full Concert - Live in Zurich 1970 - Remastered (Belgium Pop Shop)