トム・ペティ66歳の急死に思うこと
トム・ぺティ&ハートブレーカーズのトム・ペティ急死の衝撃!
それは2017年10月2日のことであった。
トム・ペティ死去のニュースがあった。しかしそれはすぐ訂正され、トム・ペティがカルフォルニア州サンタモニカの病院で昏睡状態でかろうじて生命維持装置につながれて生きていると。
しかし脳死状態で復帰の見込みがなく、家族の同意を経て生命維持装置ははずされ亡くなってしまう。66歳であった。
2014年のアルバム『ヒプノティック・アイ』がトム・ペティで初の全米1位を記録して大活躍だっただけにとても残念である。
トム・ペティといえば、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリソン、ロイ・オービソン、ジェフ・リンと組んだ覆面スーパーバンド、トラヴェリン・ウィルベリーズが話題になった。
あのノーベル文学賞シンガーソングライターのボブ・ディランと元ビートルズのジョージ・ハリソンとオールディーズの伝説的シンガーのロイ・オービソンとELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)のリーダーのジェフ・リンである。
その中で何故トム・ペティか?と不思議かも知れないが、アメリカではブルース・スプリングスティーンやジョン・クーガー・メレンキャンプなどと並んでハートランド・ロックといわれるひとつのジャンルの支持層からの人気を誇っているスターなのだ。
トム・ペティのソロでも『フル・ムーン・フィーバー』などのヒット・アルバムがありますね。実はこの「フル・ムーン・フィーバーTシャツ」をディープ・パープルの好きな友達から安く譲ってもらった矢先のトムの急死だったので大変なショックなのである。
またトム・ペティは渋谷陽一さんと顔が似ていると評判で歳も同じ66歳ということで一部で話題になりました。
健康にはくれぐれも気をつけなくてはいけませんね。
Tom Petty And The Heartbreakers - Refugee
Traveling Wilburys - End Of The Line
The Traveling Wilburys - Handle With Care
The Traveling Wilburys - Inside Out
リンキン・パークのチェスター・ベニントンの死に思うこと
チェスター・ベニントン自殺の衝撃
リンキン・パークのチェスター・ベニントンは2017年7月20日に首吊り自殺したのであるが、その日はくしくも親友のクリス・コーネルの誕生日であった。
サウンドガーデン、オーディオスレイヴのクリス・コーネルは2017年5月18日に突然の首吊り自殺をした。その後追い自殺の可能性が高いチェスターの死であった。
私自身は大変な落ち込みようで、うつ状態になるような感じでブログ更新できませんでした。
さいたまスーパーアリーナにリンキン・パークを見に行ったなぁ。
チェスターは、うつ病だったようですね。残念だ。あまりにも残念な死である。
我々は唯一無二のシャウト・ヴォーカリストを失った。
タトゥーだらけのいかれた奴だけではすまない優しさを持った男だったと思う。
41歳か。早い。あまりにも。
自分は生きていくつもりです。苦しくても辛くても。
Linkin Park ・チェスターの最後のインタビュー・ <字幕>
【訃報】リンキン・パークVo.「チェスター・ベニントンさん」死去
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Soundgarden『Superunknown』
Soundgarden Rocker, Chris Cornell Dies Aged 52
'Soundgarden' and 'Audioslave' lead singer Chris Cornell dies at age 52
SOUNDGARDEN LAST SHOW DETROIT FULL
サウンドガーデン『スーパーアンノウン』(1994)
サウンドガーデンのボーカリストであるクリス・コーネルが、5月17日にデトロイトのホテルで亡くなった。52歳であった。検死の結果、首吊り自殺であるとの公式発表があった。
シアトルから出て来たグランジの最後の大物バンドにして最高のボーカリストを失った喪失感は強くショックが大きい。昨日からYoutubeでずっとクリス・コーネルのソロや、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロらのメンバーと組んだオーディオ・スレイヴの動画を見ている自分がいる。
グランジといえば、ニルヴァーナのカート・コバーンが27歳にしてショットガン自殺したのがあまりにも有名である。
シアトルという西海岸の一番北に位置する街は比較的治安はよい街である。イチロー選手のいたシアトル・マリナーズで日本人にもなじみが深い。
アリス・イン・チェインズのレイン・ステイリーや、ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランドなど、グランジのいいボーカリストはすべて早く死んでしまった。
本当に残念なクリス・コーネルの死である。ルックスも良かったし4オクターヴ出る声が素晴らしかった。日本でもっと有名になってもおかしくなかった。
ニルヴァーナばかり取り上げ、サウンドガーデンはおろかパール・ジャムもろくに記事にしなかった音楽雑誌の責任は重い。特に「rockin'on」はその音楽性からグランジのサウンドガーデンを取り上げるべきであった。非常に残念である。
『スーパーアンノウン』はサウンドガーデンの5枚目にして最高傑作である。日本では知る人ぞ知るという感じであるが。
Rainbow『Rising』
レインボー『ライジング~虹を翔る覇者』(1976)
ディープ・パープルを脱退したリッチー・ブラックモアが創りだした理想のハードロック・バンド、レインボーの最高傑作がこのアルバムである。
ヴォーカルにロニー・ジェイムス・ディオ、ドラムにコージー・パウエルといわゆる三頭政治体制が最もうまく機能した時代の作品なのである。
いまだに日本ではこの作品がハードロックの最高峰として君臨している。それほどに凄いアルバムだ。
2016年にレインボーは、ヴォーカルに若いロニー・ロメロを向かえ再結成ツアーを行なった。
リッチーはブラックモアズ・ナイトで中世ヨーロッパのフォークのような事をずっとやって来たが、レインボー再結成でハードロックに回帰したのである。
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Rainbow - Stargazer (2011 Remastered) (SHM-CD)
David Bowie『Blackstar(★)』
デヴィッド・ボウイ『ブラックスター(★)』(2016)
ボウイの最期のアルバム。誕生日でもある1月8日にリリースされた。この二日後の1月10日にボウイは亡くなる。ロックな69歳であった。
遺作アルバムで初の全米一位を獲得した。そのジャケットにはいつものボウイの顔写真はなく黒い星のマークがある。
ボウイ本人は自分がガンで死期が近いとわかって製作された。このアルバムはボウイからファンへの最後の贈り物である。
ジャズのミュージシャンのダニー・マッキャスリンやジェイソン・リンドナーなどのマリア・シュナイダー・オーケストラのメンバーが参加している。
レコーディングのメンバーたちはボウイの死期が近いとはわからなかったそうである。
最後の最後までスターのままでいたボウイである。そして本当に星になったのだ。
カルトなスーパースターという星(★)なのだ。
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Rory Gallagher『Tattoo』
ロリー・ギャラガー『タトゥー』(1973)
アイルランド出身のブルースロックギタリスト&ボーカリスト。元テイストのロリー・ギャラガーはジミ・ヘンドリクスも一目置いた存在である。
1曲目の「タトゥー・レディ」が代表作ですかね。アルバム『コーリング・カード』収録の「ムーン・チャイルド」もいい曲であるが。
塗料の剥げ落ちたボロボロのストラトキャスターがトレードマークである。ベスト盤のアルバムジャケットにもボロボロのストラトキャスターが描かれている。
ライブに定評のある人でライブ盤のほうがいいが、スタジオアルバムではやはり『タトゥー』か『コーリング・カード』かな。ファーストアルバム『ロリー・ギャラガー』もかなりいいのであるが。
「一人レッド・ツェッペリン」と言われた程の腕前であるが、けしてコマーシャルに走ることなく自分のブルースロックを追及した。それは不遇とも言える人生であったが、それはそれで素晴らしい人生であったと思う。
ビッグ・ガンズ-ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ロリー・ギャラガー(Blu-spec CD)
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Rory Gallagher - Tattoo'd Lady live 1975
Santana『Abraxas』
サンタナ『天の守護神』(1970)
ラテンロックの王者、サンタナの全米1位を獲得したセカンドアルバム。
カルロス・サンタナの泣きのギターでおなじみのサンタナである。パーカッションがノリノリです。キーボードも古めかしいハモンドオルガンのようで素晴らしいです。
「ブラック・マジック・ウーマン」は初期フリート・ウッドマックのカヴァーであるがこちらの曲の方が有名ですね。
横尾忠則を思わせるジャケットデザインであるが、これは違うということである。後に『ロータスの伝説』で、横尾忠則のデザインは大爆発の活躍をする。
このアルバムではないが「ソウルサクリファイス」は素晴らしい曲である。ウッドストックでの名演はあまりにも有名である。ドラマーは当時19歳であるが素晴らしい演奏をしている。
サンタナのアルバムCDが期間限定で廉価版で発売中なので見逃せませんね。
暖かくなって暑くなったらラテンロックのサンタナですね。
Santana - Soul Sacrifice 1969 "Woodstock" Live Video HQ