まどなれいROCKの終り

絵描き「まどなれい」のロック音楽などの事をいろいろ描くブログ

amazarashi=秋田ひろむは何故顔を隠すのか?

amazarashiという素晴らしい毒薬の発見

その名前「amazarashi(あまざらし)」という名を知ったのは「彼女に限りなく近い女友達」から「ひろ」という曲の入ったCDを探して欲しいと言われたからだ。

「ひろ」はアルバム『夕日信仰ヒガシズム』に収録されていた。レンタル屋に無かったのでタワーレコードで買った。

その歌詞の中で「ひろ」は19歳のまま歳を取らない(死んでしまったので取れない)友人なのである。

「ひろ」は19歳で死んだ友人で、「自分」はかっこ悪い大人になってしまったので、こんな歌を歌わなくちゃいけないと言うのである。

きっと「彼女に限りなく近い女友達」にも「ひろ」のように若くして亡くなった友人がいるのだろう。自分にもいる。

amazarashi=秋田ひろむには「顔を隠さないと本音を言えない」という所もあるだろう。また、聴く側も顔を知らない事でその歌詞が普遍的になるという事もあると思う。

「穴を掘っている」はもう動かない友達の墓になる穴を掘っている。そして神様は悪人で僕は僕を生まれてすぐにあきらめたと歌う。自分で自分の入る墓穴を掘っているのである。素晴らしい毒薬である。

 その歌詞は聴く毒薬と言っていいほど危険な歌詞である。

 


amazarashi 『ひろ acoustic Live Ver.』

 

 

夕日信仰ヒガシズム(初回生産限定盤)(DVD付)

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amazarashi『穴を掘っている』“Digging Holes”