Marilyn Manson『Mechanical Animals』
マリリン・マンソン『メカニカル・アニマルズ』(1998)
アメリカの永遠のセックスシンボルであるマリリン・モンローと、カルト集団の連続殺人鬼チャールズ・マンソンの名前を併せ持つ身長185センチの男。恐怖のショックロッカー。宇宙からやって来たエイリアンを演じる男。それがマリリン・マンソンである。
反キリスト的だとしてアメリカで猟奇的事件が起きると必ず槍玉に上がってしまう人である。コロンバイン高校銃乱射事件を扱ったマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「ボーリング・フォー・コロンバイン」にもマンソンは出演している。
このアルバムは比較的ポップで聴きやすい作品である。キーボードが80年代ニューウェーヴっぽくていい。マンソンのボーカルはいつものとおり絶望感たっぷりであるが。
収録曲「ロック・イズ・デッド」は映画「マトリックス」(キアヌ・リーヴス主演)に使用された代表曲。「ロックは死んだ」とロックで歌うのはお得意のニヒリズムである。
現在、X JAPANのYOSHIKIと一緒に曲を創っているそうである。楽しみであるがいつ出るとも知れずというところが本当かと思う。