Bruce Springsteen『Born in the U.S.A.』
ブルース・スプリングスティーン『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』(1984)
ボスことブルースの最も売れたアルバムである。全米1位獲得。大ヒットシングルを7曲も収録。
タイトルトラックの「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」は、ベトナム帰還兵の悲哀を歌ったにもかかわらず、新アメリカ国歌として認知されている。当時の共和党レーガン大統領候補の応援演説にこの曲が使われ、ブルースが猛反発した。
80年代に最も売れたアルバムのひとつであるが、プリンスの『パープル・レイン』と発売日が重なり2位の状態が長く続いた。
当時の熱狂はすさまじいものがあり、日本のアーチストでは、浜田省吾、尾崎豊、佐野元春などによい影響を与えた。
ボブ・ディランの次に歌手がノーベル文学賞を取るとしたらブルースが一番手である。