Soundgarden『Superunknown』
Soundgarden Rocker, Chris Cornell Dies Aged 52
'Soundgarden' and 'Audioslave' lead singer Chris Cornell dies at age 52
SOUNDGARDEN LAST SHOW DETROIT FULL
サウンドガーデン『スーパーアンノウン』(1994)
サウンドガーデンのボーカリストであるクリス・コーネルが、5月17日にデトロイトのホテルで亡くなった。52歳であった。検死の結果、首吊り自殺であるとの公式発表があった。
シアトルから出て来たグランジの最後の大物バンドにして最高のボーカリストを失った喪失感は強くショックが大きい。昨日からYoutubeでずっとクリス・コーネルのソロや、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロらのメンバーと組んだオーディオ・スレイヴの動画を見ている自分がいる。
グランジといえば、ニルヴァーナのカート・コバーンが27歳にしてショットガン自殺したのがあまりにも有名である。
シアトルという西海岸の一番北に位置する街は比較的治安はよい街である。イチロー選手のいたシアトル・マリナーズで日本人にもなじみが深い。
アリス・イン・チェインズのレイン・ステイリーや、ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランドなど、グランジのいいボーカリストはすべて早く死んでしまった。
本当に残念なクリス・コーネルの死である。ルックスも良かったし4オクターヴ出る声が素晴らしかった。日本でもっと有名になってもおかしくなかった。
ニルヴァーナばかり取り上げ、サウンドガーデンはおろかパール・ジャムもろくに記事にしなかった音楽雑誌の責任は重い。特に「rockin'on」はその音楽性からグランジのサウンドガーデンを取り上げるべきであった。非常に残念である。
『スーパーアンノウン』はサウンドガーデンの5枚目にして最高傑作である。日本では知る人ぞ知るという感じであるが。
Rainbow『Rising』
レインボー『ライジング~虹を翔る覇者』(1976)
ディープ・パープルを脱退したリッチー・ブラックモアが創りだした理想のハードロック・バンド、レインボーの最高傑作がこのアルバムである。
ヴォーカルにロニー・ジェイムス・ディオ、ドラムにコージー・パウエルといわゆる三頭政治体制が最もうまく機能した時代の作品なのである。
いまだに日本ではこの作品がハードロックの最高峰として君臨している。それほどに凄いアルバムだ。
2016年にレインボーは、ヴォーカルに若いロニー・ロメロを向かえ再結成ツアーを行なった。
リッチーはブラックモアズ・ナイトで中世ヨーロッパのフォークのような事をずっとやって来たが、レインボー再結成でハードロックに回帰したのである。
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Rainbow - Stargazer (2011 Remastered) (SHM-CD)
David Bowie『Blackstar(★)』
デヴィッド・ボウイ『ブラックスター(★)』(2016)
ボウイの最期のアルバム。誕生日でもある1月8日にリリースされた。この二日後の1月10日にボウイは亡くなる。ロックな69歳であった。
遺作アルバムで初の全米一位を獲得した。そのジャケットにはいつものボウイの顔写真はなく黒い星のマークがある。
ボウイ本人は自分がガンで死期が近いとわかって製作された。このアルバムはボウイからファンへの最後の贈り物である。
ジャズのミュージシャンのダニー・マッキャスリンやジェイソン・リンドナーなどのマリア・シュナイダー・オーケストラのメンバーが参加している。
レコーディングのメンバーたちはボウイの死期が近いとはわからなかったそうである。
最後の最後までスターのままでいたボウイである。そして本当に星になったのだ。
カルトなスーパースターという星(★)なのだ。
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Rory Gallagher『Tattoo』
ロリー・ギャラガー『タトゥー』(1973)
アイルランド出身のブルースロックギタリスト&ボーカリスト。元テイストのロリー・ギャラガーはジミ・ヘンドリクスも一目置いた存在である。
1曲目の「タトゥー・レディ」が代表作ですかね。アルバム『コーリング・カード』収録の「ムーン・チャイルド」もいい曲であるが。
塗料の剥げ落ちたボロボロのストラトキャスターがトレードマークである。ベスト盤のアルバムジャケットにもボロボロのストラトキャスターが描かれている。
ライブに定評のある人でライブ盤のほうがいいが、スタジオアルバムではやはり『タトゥー』か『コーリング・カード』かな。ファーストアルバム『ロリー・ギャラガー』もかなりいいのであるが。
「一人レッド・ツェッペリン」と言われた程の腕前であるが、けしてコマーシャルに走ることなく自分のブルースロックを追及した。それは不遇とも言える人生であったが、それはそれで素晴らしい人生であったと思う。
ビッグ・ガンズ-ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ロリー・ギャラガー(Blu-spec CD)
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Rory Gallagher - Tattoo'd Lady live 1975
Santana『Abraxas』
サンタナ『天の守護神』(1970)
ラテンロックの王者、サンタナの全米1位を獲得したセカンドアルバム。
カルロス・サンタナの泣きのギターでおなじみのサンタナである。パーカッションがノリノリです。キーボードも古めかしいハモンドオルガンのようで素晴らしいです。
「ブラック・マジック・ウーマン」は初期フリート・ウッドマックのカヴァーであるがこちらの曲の方が有名ですね。
横尾忠則を思わせるジャケットデザインであるが、これは違うということである。後に『ロータスの伝説』で、横尾忠則のデザインは大爆発の活躍をする。
このアルバムではないが「ソウルサクリファイス」は素晴らしい曲である。ウッドストックでの名演はあまりにも有名である。ドラマーは当時19歳であるが素晴らしい演奏をしている。
サンタナのアルバムCDが期間限定で廉価版で発売中なので見逃せませんね。
暖かくなって暑くなったらラテンロックのサンタナですね。
Santana - Soul Sacrifice 1969 "Woodstock" Live Video HQ
King Crimson『Lark's Tongues In Aspic』
キング・クリムゾン『太陽と戦慄』(1973)
原題の直訳は「ヒバリの舌のゼリー寄せ」である。太陽と月の合体したジャケットデザインといい何か意味深である。
このアルバムは何といってもパーカッションのジェイミー・ミューアがものすごい存在感を示している。毛皮を着て動き回る様はまるで野獣である。
ドラムのビル・ブルーフォード(ブラッフォード)はイエスから引き抜いてきた経緯がある。変拍子バリバリのテクニシャンである。
そこにロバート・フリップの豪腕ぶりが伺える。フリップは練習の鬼で毎日10時間もギターの練習をしているという。
ベース&ボーカルのジョン・ウェットンは先日亡くなって残念である。歌がとても上手かった。ベースの腕前もよかったですね。後にエイジアでバカ売れする。
バイオリンのデヴィッド・クロスもいい仕事してました。
このアルバムはリズムのアルバムといっていいのではないか。インプロヴィゼーションの嵐が凄まじい。
King Crimson - Easy Money - 6/25/1973 - Wollman Memorial Rink (Official)
Lark's Tongues In Aspic: 40th Anniversary Series
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まどなれい ことイラストレーター佐久間充の作品
まどなれい こと佐久間充のイラスト作品です。
「黄色いリンゴ使いエヴァンジェリン」です。筆ペンで描いた原画をコピーしたものに色鉛筆で塗りました。いわゆる色彩計画です。これを元にワトソン紙に描いた原画にアクリル絵の具で塗ります。リキテックス、ターナーアクリルガッシュ、アキーラの3種類を使い分けます。
アボカドとリンゴは何かを象徴しています。
飛ぶものと飛ばない猫の間にいる女性は誰なのでしょうか?エヴァンジェリンと名付けました。アダムとイヴのイヴの事です。リンゴは禁断の木の実ですね。
百合と薔薇も何かを象徴しています。
色彩の勉強をし直しています。色彩計画をキッチリ立ててから色を塗ります。Photoshopは独学で勉強中です。まだまだ修行が足りませんね。