Santana『Abraxas』
サンタナ『天の守護神』(1970)
ラテンロックの王者、サンタナの全米1位を獲得したセカンドアルバム。
カルロス・サンタナの泣きのギターでおなじみのサンタナである。パーカッションがノリノリです。キーボードも古めかしいハモンドオルガンのようで素晴らしいです。
「ブラック・マジック・ウーマン」は初期フリート・ウッドマックのカヴァーであるがこちらの曲の方が有名ですね。
横尾忠則を思わせるジャケットデザインであるが、これは違うということである。後に『ロータスの伝説』で、横尾忠則のデザインは大爆発の活躍をする。
このアルバムではないが「ソウルサクリファイス」は素晴らしい曲である。ウッドストックでの名演はあまりにも有名である。ドラマーは当時19歳であるが素晴らしい演奏をしている。
サンタナのアルバムCDが期間限定で廉価版で発売中なので見逃せませんね。
暖かくなって暑くなったらラテンロックのサンタナですね。
Santana - Soul Sacrifice 1969 "Woodstock" Live Video HQ
King Crimson『Lark's Tongues In Aspic』
キング・クリムゾン『太陽と戦慄』(1973)
原題の直訳は「ヒバリの舌のゼリー寄せ」である。太陽と月の合体したジャケットデザインといい何か意味深である。
このアルバムは何といってもパーカッションのジェイミー・ミューアがものすごい存在感を示している。毛皮を着て動き回る様はまるで野獣である。
ドラムのビル・ブルーフォード(ブラッフォード)はイエスから引き抜いてきた経緯がある。変拍子バリバリのテクニシャンである。
そこにロバート・フリップの豪腕ぶりが伺える。フリップは練習の鬼で毎日10時間もギターの練習をしているという。
ベース&ボーカルのジョン・ウェットンは先日亡くなって残念である。歌がとても上手かった。ベースの腕前もよかったですね。後にエイジアでバカ売れする。
バイオリンのデヴィッド・クロスもいい仕事してました。
このアルバムはリズムのアルバムといっていいのではないか。インプロヴィゼーションの嵐が凄まじい。
King Crimson - Easy Money - 6/25/1973 - Wollman Memorial Rink (Official)
Lark's Tongues In Aspic: 40th Anniversary Series
- アーティスト: King Crimson
- 出版社/メーカー: Discipline Us
- 発売日: 2012/11/27
- メディア: CD
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まどなれい ことイラストレーター佐久間充の作品
まどなれい こと佐久間充のイラスト作品です。
「黄色いリンゴ使いエヴァンジェリン」です。筆ペンで描いた原画をコピーしたものに色鉛筆で塗りました。いわゆる色彩計画です。これを元にワトソン紙に描いた原画にアクリル絵の具で塗ります。リキテックス、ターナーアクリルガッシュ、アキーラの3種類を使い分けます。
アボカドとリンゴは何かを象徴しています。
飛ぶものと飛ばない猫の間にいる女性は誰なのでしょうか?エヴァンジェリンと名付けました。アダムとイヴのイヴの事です。リンゴは禁断の木の実ですね。
百合と薔薇も何かを象徴しています。
色彩の勉強をし直しています。色彩計画をキッチリ立ててから色を塗ります。Photoshopは独学で勉強中です。まだまだ修行が足りませんね。
amazarashi 『MESSAGE BOTTLE』
amazarashi 『MESSAGE BOTTLE』(2017)
素顔を表に出さない秋田ひろむを中心とする青森出身のロックユニット、amazarashi(アマザラシ)の初のベストアルバムである。
歌詞が凄い。まさに詩である。ポエトリーリーディングのような歌はヒップホップ以降の新しいロックである。
「光、再考」では「神様はとっくの昔に阿佐ヶ谷のボロアパートで首吊って」いて、
「つじつま合わせに生まれた僕等」では「頭を吹き飛ばされた少女が誰にも知られずに土に帰り」
「夏を待っていました」では身長が高くて喧嘩の強いタイヘイが「7年後にビルから飛び降り」
「無題」では木造アパートの1階の部屋の絵描きが真実の絵を描いて「変わっていくのはいつも風景」なのである。
あまりにも鋭い言葉がナイフのように胸に突き刺さる。
次はどんな「詩」を歌ってくれるのかがとても楽しみなアーチストである。
できればあまり売れすぎないようにと何故か思う。
まどなれい、ことイラストレーター佐久間充の作品
まどなれい、ことイラストレーター佐久間充の作品です。
「シンディの白昼夢」です。墨と色鉛筆です。
立川の「みんなの展示場・中村洋久絵画館」の「4人展・4rocks」にて、今年2017年の2月に発表されました。F4サイズのワトソン紙です。
アゲハ蝶と翼と花のシリーズです。このテーマは飛ぶものと飛べないものの間に女性と花がありますが、それは理想の世界なのかもしれません。この絵の場合は魚になっています。鮎です。
来年の2月も立川の展示場にて、グループ展が決まっています。来年は3人展になるのか、5人展になるのかまだわかりません。がんばって描いて行きます。